【No.1 テイスティング】
ワイン販売部では、定期的に販売候補ワインのテイスティングを行っています。
販売を検討しているワインを数本用意し、まずは部内で試飲し、個人の意見を集めるため
手作りの試飲評価シートへ率直に思ったこと、感じたことを記入してもらっています。
各項目5段階で評価するのですが、全員が同じものを試飲しているのに、
味覚・酒感には個人差があるため、意見が分かれることがあります。
また、このワインにはどのマリアージュに合い、どれに合わないのか判断するため
毎回同じマリアージュを用意し比較するようにしています。
ソフトチーズやブルーチーズ、ナッツ、チョコレート、刺身や貝にお肉、レーズンなど
約10種類のマリアージュと一緒にワインをテイスティングします。
ワインによって、マリアージュとの相性がいいもの、また全く合わず単体で飲む方がいいものなど様々です。 例えば、ややフルーティーな白ワインだとソフトチーズや塩をつけて食べる白身の刺身との相性が良く、 タンニンの柔らかい赤ワインは比較的どの食事にも合いますが、特に生ハム、貝との相性抜群です。 個人的にドライすぎるワインや、タンニンの強いワインだと食事が合いにくいと感じるので、単体で飲みたいです。
最初に書きましたが、味覚や酒感には個人差があるので、どれが正解かなんてありません。
自分では「あ、これ甘口だな~」と思って飲んでいたワインが実は辛口だったり、
「タンニンがあまり感じないな~」と思っても、ほかの人は普通にタンニンを感じているとか。
最終的に、試飲評価シートは回収して私が集計していますが、同じワイン、同じマリアージュを口にして
意見がまとまることもあれば、ばらつきが出たりするので読んでいて面白いです。