【開栓前のワインの保存方法、供出温度】
ワインを購入したときに気になるのが保存方法です。 ワインはとてもデリケートです。せっかく買ったワインも保存次第では傷んで本来の味ではなくなってしまいます。 折角のワインが傷んでしまったら勿体ないですよね。 最近では飲食店にあるような大型冷蔵庫のような120本用のワインセラーではなく、数本用のコンパクトなワインセラーが比較的安価で購入できます。 ワインライフをより一層楽しむためにワインセラーを購入されても良いかも知れません。
理想的な保存
温度 12~16℃ 温度差は大敵なので温度変化の少ない場所に!
湿度 70~80% コルクの乾燥を防ぐ為にワインは横に寝かすのがベストです。
ワインセラーをお持ちの方であれば、
・白ワイン : 10℃前後
・赤ワイン : 15℃前後
の設定をオススメします。
ワインセラーが無い場合でも、劣化を最小限にし上手に保存できる方法をお伝えします。
基本的には光が当たらない暗所で、振動がなく、強い匂いが少ない場所が保存に適しています。
晩秋から春先までは、部屋のどこか条件にあったところで保存できます。
ただし日本の夏は冷房をしていないと部屋の温度がかなり上昇します。
光が当たらないからと言ってそのままの状態で部屋に置くのは避けたいところです。
真夏の避難場所としては、新聞紙でワインを包んで冷蔵庫の野菜BOXに保存します。
野菜BOXが無い場合は冷蔵室でも大丈夫です。
供出温度
保存管理が適切に出来たら、次は供出温度(適温)を整えましょう。
ワインの魅力を引き立ててくれる重要な要素の一つです。
産地、ヴィンテージ、醸造法、熟成状態、季節、料理、TPOなどを考慮した供出温度設定が望ましいところです。
各種ワインの基本的な目安となる供出温度を示します。
・白ワイン( 甘口 ) 6~8℃
・白ワイン( 辛口 ) 6~12℃
・白ワイン(コクのある上級品) 10~14℃
・赤ワイン(ライトボディ) 12~14℃
・赤ワイン(ミディアムボディ) 13~18℃
・赤ワイン(フルボディ) 16~20℃
・赤ワイン(ブルゴーニュ) 16~18℃
・赤ワイン( ローヌ ) 16~20℃
・赤ワイン(上級ボルドー) 18~20℃
・ロゼワイン(やや甘口) 6~12℃
・ロゼワイン( 辛口 ) 8~10℃
・スパークリングワイン 6~13℃
嗜好には個人差があるので絶対ではありませんが、参考にして頂ければと思います。