【Vol.10 ワインを冷やす】
ワイン毎に飲み頃温度があって、やはりその温度で飲むのが最も美味しいとされます。
では家庭でワインを飲み頃温度に冷やすのはどうすればいいでしょう。
2種類以上の温度設定が可能な大きめのワインセラーがあって、赤ワインと白ワインを別々な温度に設定し、いつでも飲める状態にあるといいのですが、広いダイニングのあるお家でなければ叶いません。
私もそんな高性能なワインセラーを置く場所はありません。
なのでペルチェ方式の小さくて静かなワインセラーを使い、冷蔵庫やワインクーラーを併用してワインを飲み頃温度に冷やしています。
ワインセラーと冷蔵庫
赤ワインではペルチェ方式のワインセラーでも飲み頃温度程度には設定可能です。
温度設定を17~18度にしておけば、ほとんどの赤ワインはワインセラーから出して直ぐに飲むことが出来ます。
もう少し冷やしたいときは飲む直前に10分くらい冷蔵庫に入れて冷やします。
ワインセラーを持ってなく常温保存されていても、冷蔵庫で10分~30分冷やせば概ね赤ワインの飲み頃温度に冷やすことが出来ます。
白ワインやスパークリングワインは予め冷蔵庫で冷やしておきます。
白ワインは冷蔵庫の野菜室に入れておけば冷えすぎることもありません。
シャルドネ種の白ワインやシャンパーニュなど適温が少し高めのワインの場合は、冷蔵庫から出して少し置いておけば適温になります。
ワインクーラー
最も早く冷やすことが出来るのがワインクーラーです。
白ワインやスパークリングワインを早く冷やしたいときにはワインクーラーを使います。
製氷機の氷と水をステンレスのワインクーラーに入れてワインを冷やせば15分程度で飲み頃になります。
ちょっと格好は悪いですがワインクーラーが無くても大きめの鍋があれば代用可能です。
ワインセラーや冷蔵庫からワインを出して食事中テーブルに置いておくと、室温に向けて温度が少しずつ上がっていきます。
温度変化による香りや味わいの変化も楽しみの一つなのですが、夏など暑い季節は温度が上がり過ぎてしまいます。
特に白ワインやスパークリングワインは適温が低いため大きく影響します。
温度上昇を防いで適温をキープすることにもワインクーラーを使います。
便利なワインクーラースリーブ
食事中の温度上昇を防ぐワインクーラーは、氷と水を入れたり、サーブするときに水が垂れないようタオルで拭いたりが少し面倒に感じます。 そんな時に便利なのがワインクーラースリーブです。
柔らかい素材の簡易クーラーで、予め冷凍室で冷やして置き、使うときにワインボトルに被せるだけという簡単さが大変重宝します。 ただし冷えていないワインを適温まで冷やすことは能力的に出来ません。 温度が上がるのを防ぐためだけに使います。 私もル・クルーゼのワインクーラースリーブを愛用しています。